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2026年4月1日

【2026年版】関西で開業融資を受けるなら?大阪・京都・兵庫の制度融資を比較

関西でこれから開業する方にとって、資金調達は最初の大きなハードルです。
特に多いのが、「日本政策金融公庫がいいのか、自治体の制度融資がいいのか分からない」 というご相談です。

結論からいうと、関西で開業融資を検討する場合は、まず 日本政策金融公庫 を軸に考えつつ、大阪・京都・兵庫の制度融資 を比較し、自分の事業内容や自己資金、保証人の有無、地域要件に合わせて選ぶのが実務的です。日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」は、新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方を対象に、設備資金・運転資金を支援する制度で、融資限度額は7,200万円、返済期間は設備資金20年以内、運転資金10年以内とされています。

一方、関西の制度融資は、地域ごとにかなり個性があります。
大阪はネットワーク支援と金利優遇、京都は追加要件での限度額拡大、兵庫はシンプルで使いやすい県制度が特徴です。制度のクセを知らずに選ぶと、せっかく使える融資を見逃すこともあります。融資は恋愛と同じで、相性を無視するとあとでだいたいしんどくなります。少しだけですが。


まず押さえたい|日本政策金融公庫の開業融資

関西であっても、開業融資の基本線はやはり日本政策金融公庫です。
公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」は、新たに事業を始める方 または 事業開始後おおむね7年以内の方 が利用でき、設備資金・運転資金 に使えます。融資限度額は 7,200万円、返済期間は 設備資金20年以内、運転資金10年以内 です。さらに、女性、35歳未満、55歳以上、認定特定創業支援等事業の証明書取得者、Uターン等で地方創業する方 などは、特別利率の対象になり得ます。

そのため、制度融資を検討する場合でも、
「まず公庫が使えるか」
「自治体制度融資のほうが条件面で合うか」
を比較する視点がとても重要です。


大阪府の制度融資|支援体制と優遇が強い

大阪府の「開業・スタートアップ応援資金」は、2026年4月版 の案内が公開されており、開業資金では融資限度額3,500万円、融資期間10年以内、固定金利年1.65%、信用保証料年1.0% とされています。また、一定要件を満たす場合、信用保証料に0.2%を上乗せすることで経営者保証を不要にできる取扱い があります。

さらに大阪には「地域支援ネットワーク型」があり、こちらは融資限度額3,500万円、融資期間10年以内、固定金利年1.45%、信用保証料年0.5% です。加えて、融資後3年間、金融機関・商工会議所等・大阪産業局によるフォローアップ が用意されています。開業後まで見てもらえるのは、なかなか心強いところです。

また大阪府では、女性、35歳未満、55歳以上、UIJターン該当者 に対して、案内上 定率より0.2%割引 の金利優遇も示されています。属性に当てはまる方は、見逃すともったいない制度です。

大阪府制度融資が向いている方

  • 大阪府内で創業予定の方
  • 開業後のフォローも受けながら進めたい方
  • 若年者、女性、シニア、UIJターンで金利優遇を狙える方
  • 経営者保証をできるだけ避けたい方

京都府の制度融資|追加要件で“伸びる”制度

京都府・京都市の「開業・経営承継支援資金」は、公式制度一覧ページでは 2025年4月7日更新 の情報として案内されており、創業支援では「創業(開業)型」と「創業無保証人型」が用意されています。対象は、府内で新たに事業開始しようとする方創業後・分社後5年を経過していない中小企業者 などです。創業無保証人型では、個人開業の方は対象外 で、税務申告1期未終了者は創業資金総額の10分の1以上の自己資金が必要 とされています。

京都の大きな特徴は、融資限度額の拡大要件 がはっきりしている点です。基本の融資限度額は 1,500万円 ですが、府・市指定起業家育成セミナーの修了、商工会議所等の経営支援、指定インキュベート施設入居、独自融資の決定、伴走支援、認定特定創業支援等事業の支援 などの追加要件を満たすと、3,500万円まで拡大 できます。融資期間は 10年以内、融資利率は 年1.2%固定 です。創業無保証人型は 連帯保証人不要 とされています。

つまり京都では、
「創業前にどんな支援を受けたか」
が融資条件にかなり効いてきます。
先にセミナーや認定特定創業支援を押さえておくと、後で効いてくる、まるで資格試験の下積みみたいな構造です。

京都府制度融資が向いている方

  • 京都府内・京都市内で創業予定の方
  • セミナー受講や創業支援を活用しながら進めたい方
  • 無保証人型を検討したい法人創業の方
  • 事前準備を丁寧にして条件を良くしたい方

兵庫県の制度融資|わかりやすく使いやすい

兵庫県の「新規開業貸付」は、融資限度額3,500万円、融資期間10年以内(うち据置1年以内)、資金使途は設備資金及び運転資金 とされています。信用保証は 必ず保証協会の保証を付ける 仕組みで、信用保証料の主な例として 0.50% が示されています。利用申込みは、県融資制度の取扱金融機関 を通じて行います。

兵庫の制度は、大阪や京都に比べると、制度の見え方が比較的シンプルです。
そのため、
「まず県制度融資の条件を整理して、公庫と並べて比較したい」
という方には使いやすい県だといえます。

兵庫県制度融資が向いている方

  • 神戸、姫路、西宮、尼崎など兵庫県内で開業予定の方
  • 条件が分かりやすい制度を優先したい方
  • 設備資金と運転資金の両方をまとめて検討したい方
  • 公庫との比較をシンプルに進めたい方

大阪・京都・兵庫の制度融資を比較するとどう違う?

比較のポイント

  • 大阪府
    金利優遇や地域支援ネットワーク型があり、支援機関との連携が強い のが特徴です。開業後のフォローも含めて考えたい方に向いています。
  • 京都府
    追加要件を満たすことで融資限度額が大きく伸びるため、創業前の準備や支援活用が条件に直結しやすい 制度です。無保証人型が用意されている点も魅力です。
  • 兵庫県
    条件が比較的整理しやすく、わかりやすい県制度として使いやすい のが特徴です。創業時に必要な設備資金・運転資金を県制度で検討しやすい構成になっています。

自己資金はどれくらい必要?

自己資金の考え方は、制度選びでかなり重要です。
大阪府では、事業開始前または事業開始後2か月未満の場合、創業資金総額の1/10以上の自己資金が必要 とされています。無保証人対応を使う場合は、税務申告1期未了の方についても1/10以上の自己資金 が必要です。

京都府でも、創業無保証人型について、税務申告1期未終了者は創業資金総額の10分の1以上の自己資金が必要 とされています。

このため、関西で制度融資を検討する場合は、
「自己資金はいくらあるか」
「それを客観資料で説明できるか」
が初期の分かれ道になります。


保証人なしで開業融資を受けられる?

保証人をつけたくない、というご相談は本当に多いです。
大阪府では、一定要件を満たせば、信用保証料に0.2%を上乗せすることで経営者保証を不要とする取扱い が可能です。京都府では 創業無保証人型 が用意されており、連帯保証人は不要 とされています。兵庫県は今回確認できた案内では 保証協会の保証が必須 であることが明示されています。

つまり、
「保証人を避けたいなら京都や大阪の設計を丁寧に検討する価値がある」
ということです。


関西で開業融資を受けるなら、どう選ぶべきか

ざっくり整理すると、次のように考えると選びやすいです。

公庫が向いているケース

  • 全国共通の制度で比較したい
  • 融資限度額を大きめに確保したい
  • 認定特定創業支援や年齢要件などで特別利率を狙いたい
  • 設備資金・運転資金をまとめて相談したい

大阪府制度融資が向いているケース

  • 開業後のフォロー体制も重視したい
  • 地域支援ネットワーク型の利用可能地域に当てはまる
  • 金利優遇や無保証人対応を検討したい

京都府制度融資が向いているケース

  • セミナー受講や創業支援を活用できる
  • 認定特定創業支援等事業の支援を受ける予定がある
  • 追加要件を満たして限度額拡大を狙いたい

兵庫県制度融資が向いているケース

  • 県制度と公庫をシンプルに比較したい
  • 条件整理をわかりやすく進めたい
  • 兵庫県内での設備資金・運転資金を県制度でまとめて検討したい

開業融資の申請で失敗しやすいポイント

関西の制度融資でも公庫でも、よくある失敗は共通しています。

  • 自己資金の説明が弱い
  • 創業計画書が抽象的で数字に落ちていない
  • 許認可が必要な業種なのに準備が遅い
  • 認定特定創業支援等事業など、先に取っておくと有利な支援を見逃している
  • 公庫と制度融資のどちらが自社に合うか整理しないまま申し込んでいる

特に、飲食業、建設業、古物商、旅館業、宅建業、運送業などは、許認可と融資を別々に考えるとズレやすい です。
このあたりは、あとから「先にそこ整えておけば…」となりやすいので要注意です。資金繰りはやり直せても、締切はやり直してくれません。


当事務所でサポートできること

当事務所では、関西での開業融資について、次のようなサポートを行っています。

  • 日本政策金融公庫と制度融資の比較整理
  • 大阪・京都・兵庫の制度選定サポート
  • 創業計画書・必要書類の整理
  • 自己資金や資金計画の見せ方の確認
  • 認定特定創業支援等事業の活用アドバイス
  • 許認可が絡む業種の開業準備サポート

「どの制度が使えるか分からない」
「公庫と府県制度、どちらで進めるべきか迷っている」
という段階でもご相談いただけます。


まとめ

関西で開業融資を受けるなら、日本政策金融公庫だけでなく、大阪・京都・兵庫の制度融資も比較すること が大切です。
大阪は支援ネットワークと金利優遇、京都は追加要件による限度額拡大と無保証人型、兵庫はわかりやすい県制度 が特徴です。

大事なのは、融資制度の名前から選ぶことではなく、
どこで開業するのか
自己資金はいくらあるのか
保証人を付けられるのか
創業前に使える支援があるのか
を整理したうえで、相性のよい制度を選ぶことです。

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