創業計画書の書き方(飲食店)
開業を決意され公庫で創業資金を調達しようと考えている、あなたの為に創業計画書のノウハウを公開します。
公庫審査では、以下の点に注意して創業計画書を作成しましょう。
- 創業の動機
創業の動機は、開業する為に今まで何をしてきたか、開業する為にどんな努力を成し遂げてきたかなど
具体的かつ簡潔に書きましょう。
また、「3年前から開業をしたいと考えていました」など、開業を考えた時期などを書くと良いでしょう。
- 経営者の略歴等
最終学歴から記入します。
平成○年3月 ○○高等学校卒業
次に職歴を空白なく記入してください。
書ききれない場合は、別紙に記入するとよいでしょう。
仕事内容も記入してください。
飲食店開業の場合は、6年程度の実務経験を要求してきます。
故意に記入しなくても、公庫面談時には聞かれてしまいます。
- 取扱商品・サービス内容
ここでは、公庫担当者にどんなお店で開業したいのかを明確に把握してもらう必要があります。
飲食店の場合では、想定メニュー表など金額付で作成することにより、
低料金のお店なのか、高級店のお店なのかを理解してもらうことができます。
- セールポイント
上記、内容と矛盾しないように具体的に記入する必要があります。間違っても、
」「近くにスーパーがあるので仕入れが簡単です。」などと記入しないようにしてください。
- 販売ターゲット、市場を取り巻く環境
販売ターゲットは、出店場所が住宅街・オフィス街、商店街、商業地域、地域に応じたターゲット層を
明確に決めてください。
オフィス街なのに、ターゲット層を家族層などと記入していれば指摘されてしまいます。
市場を取り巻く環境についても、出店場所周辺を調査しなければなりません。
○どんなお店が多いのか
○人通りはあるのか
○落ちついた雰囲気の地域なのか
具体的かつ簡潔にまとめましょう。
以上の内容を踏まえ、公庫担当者は現地調査します。
♢申請内容に矛盾はないか?
♢実際に集客できるのだろうか?など
いい加減な創業計画書では、融資事態を受けることができなくなる場合もありますので注意してください。
- 取引先・取引関係等
販売先は、一般個人なのか法人なのかを区別してください。
また、学生なのか社会人なのかも付け加えて記入しておきましょう。
仕入先
新規で開拓したのか、紹介してもらったのか、掛け取引ができるのかなどを
記入してください。
創業計画書は非常に重要です。
融資要件を満たさない場合は、融資審査の難易度が上がってしまいます。
自己で申請せず、まずはご相談ください。
審査に通過しなかった場合の再審査の難易度は更に上昇してしまうからです。