開業物語 自己資金0円編
今回のお客様はご紹介でした。すぐに、無料相談を行うことにしました。
無料相談の結果、自己資金0円・中華居酒屋の開業予定、実務経験10年以上、公共料金の延滞なし、信用調査歴なしの状態でした。
業務開始です。
原則、自己資金0円では公庫融資獲得はとても難しいのが現状です。公庫担当者と会話するたびに、『最近は、創業融資を厳しく審査しています。』との事。創業の閉店率も上がり公庫でも厳しい審査をせざるを得ない状況なんでしょう。
一般的に公庫融資は、計画性が審査の上でとても重要になってきます。自己資金が0円の場合は、この計画性が疑われ融資を獲得できない方がほとんどです。仮に、投資なので300万円の利益を自己資金として申請しても融資は通りません。自己資金は、あればいいわけではありません。
自己資金が少なくても計画的に貯めてきたかが重要になります。
まず、自己資金部分についてです。自己資金部分はご両親がとても協力的で自己資金部分として200万円を入れて頂くことができました。
次に、計画性を立証しなければなりません。飲食店を長年務めている事、役職も店長職まで昇格している事、急な出費で自己資金が無くなってしまった事などを説明する資料を作成しました。
下記の資料が必要になります。
- 創業計画書
- 調理師免許
- 源泉徴収票
- 公共料金の支払明細書
- クレジットカードの支払状況
- 想定メニュー表
- 預金通帳
- 身分証明書
- 自宅の賃貸借契約書
- 行政書士からの紹介状
- 不動産会社からの店舗募集図面
- 工事見積書
- その他、立証資料
公庫面談から3日程度で設備資金として1000万円の
満額の融資を獲得できました。