融資が通過しなかった事業者様からのご相談が
増えてきました。
今後さらに相談件数の増加が予想されます。
融資が通過ができない理由
1.コロナ禍で事業規模以上に融資を受けている
2.給付金等で決算、確定申告が黒字化されている
3.事業計画から収益確保が厳しい
4.決算書、確定申告書の内容に疑義が生じている。
5.携帯電話、公共料金、借入金が過去に延滞している。
などなど多岐にわたります。
何度も0回答されているケースも多くなっています。
3月度、融資申請が0回答からの満額融資獲得例
1,相談件数の第1位は見せ金です。
飲食店創業、東京都、税理士に依頼して申請、0回答事案
面談後、公庫に申請した資料等を見させてもらいます。
内容から、自己資金に疑義がありました。
以前は、自己資金もタンス預金を通帳に入金すれば
自己資金として扱ってもらえることもありました。
現在、タンス預金は見せ金扱いとして判断されてしまいます。
本当に、タンス預金として貯蓄された場合は
数年間の家計簿の提出及び源泉徴収を提出して頂きます。
収入および家計簿の根拠資料から貯蓄ができると判断されれば
融資獲得が可能になります。
今回は、申請から3か月経過していましたので
3か月の実績資料と根拠資料等を提出し満額融資を獲得できました。
2,相談件数の第2位は
決算書等の内容がおかしい又は赤字申告です。
小売店、東京都、自ら申請、0回答事案
決算書の勘定科目内訳明細表は特に重要です。
買掛金、棚卸、役員貸付などなどの情報が載っています。
売上が良くても決算書の中身で会社の状況がわかってしまいます。また、預金管理ではなく現金管理で決算していると融資はとても厳しく判断されますのでご注意ください。
今回は、修正申告が必要になりましたので決算修正を行い、事業改善計画書を添付し満額融資を獲得できました。
2,相談件数の第3位は実務経験です。
農業、東北地方、コンサルタント申請、0回答
実務経験は、創業の場合に特に注意が必要です。
- アルバイト経験しかない!
- 学生である
- 主婦
- 他業種での開業
以上のような場合は、融資が通らないことがほとんどです。また、社員経験があっても年収がアルバイト以下であったりしても厳しく判断されます。
今回は、所得が200万円以下の事案です。
事業計画はとても重要になります。
- 新商品の開発
- 3か年の試算表
- 新商品に対する第3者の評価資料
- 市場を取り巻く環境
などなどの根拠資料が必要になります。
なぜ、売上が上がるのか
なぜ、この商品なのか
なぜ、なぜ・・・・・
なぜを一つずつ潰していきます。
無事、満額融資を獲得できました。
他にも、さまざまな事業からの相談が入ります。
許認可が必要な事業
芸能関係のように売上が安定しない事業
アマゾン等で販売している右から左の商売
未経験での観光案内事業
ペット探偵
訪問看護
大学生の起業
エステ
パーソナルジム
貿易
製造工場
ミツバチ生産
などいろいろあります。
特に、芸能関連は所属タレントにより売上計画が立つため融資獲得は厳しい業界となります。
SNS等の登録数、ファンクラブの状況、雑誌、取材等の資料など多くの根拠資料が必要になります。
3月度、第2週、首都圏エリアのご依頼状況
東京都 商業関連 融資目標4000万円
日本人経営者様
埼玉県 飲食店 融資目標1200万円
日本人経営者様
東京都 飲食店 融資目標1500万円
日本人経営者様
東京都 飲食店 融資目標300万円
アジア系経営者様
東京都 飲食店 融資目標2500万円
日本人経営者様
東京都 飲食店 融資目標800万円
日本人経営者様
東京都 飲食店 融資目標1100万円
アジア系経営者様
東京都 IT関連 融資目標5000万円
日本人経営者様
東京都 飲食店 融資目標1000万円
日本人経営者様
東京都 建設業 融資目標1000万円
日本人経営者様
東京都 不動産 融資目標2000万円
日本人経営者様
東京都 個人タクシー 融資目標600万円
日本人経営者様
3月に入り、急激に飲食店が増加してきています。
コロナ終息に伴い出店意欲が増加しているものと
思われます。
また、外国人経営者よりも日本人経営者が増加してきました。
3週目以降も飲食店等のサービス業が増えることが予想されます。また、低迷していた民泊、旅館業の増加も予想されます。