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2026年3月25日

日本政策金融公庫の面談で何を聞かれる?創業融資の想定質問集

想定質問集と答え方のポイントを解説

開業融資を申し込むとき、
多くの方が不安に感じるのが面談です。

「どんなことを聞かれるのか」
「うまく答えられなかったら落ちるのではないか」
「計画書を書いただけでは足りないのか」
と心配になる方も多いと思います。

結論からいうと、開業融資の面談で聞かれる内容は、
まったくの抜き打ちテストではありません。

よく聞かれるポイントはある程度決まっていて、
中心になるのは次のような内容です。

  • なぜこの事業を始めるのか
  • 自己資金はどう準備したのか
  • 売上予測にどんな根拠があるのか
  • 何にいくら必要なのか
  • 本当に返済できる見込みがあるのか

つまり面談は、話し方のうまさを競う場ではなく、
事業計画の中身を、自分の言葉で説明できるかを確認する場です。

この記事では、開業融資の面談でよく聞かれる質問を整理しながら、
答え方の考え方と、事前に準備しておきたいポイントをわかりやすく解説します。


開業融資の面談で見られていること

まず押さえておきたいのは、
面談は「受け答えの印象」だけを見る場ではないということです。

面談で確認されやすいのは、主に次の3点です。

  • 事業の内容をきちんと理解しているか
  • 数字や計画に無理がないか
  • 申込人本人に信用できる準備姿勢があるか

つまり、計画書に書いてあることと、
面談で話す内容が一致しているかが大切です。

逆にいうと、

  • 計画書の数字を自分で説明できない
  • 事業の強みがあいまい
  • 売上見込みが希望的観測に見える
  • 資金使途や返済の話が弱い

という状態だと、面談で不安材料が増えやすくなります。

面談は怖い場というより、
**計画書の“口頭確認版”**と思っておくと少し気が楽です。
ただし、その口頭確認版が意外と侮れないのですが(笑)


面談でよく聞かれる想定質問集

ここからは、開業融資の面談で聞かれやすい質問をテーマごとに整理していきます。


1. 創業動機に関する質問

まずかなり高い確率で聞かれやすいのが、
なぜこの事業を始めるのかという点です。

よくある質問

  • なぜこの事業を始めようと思ったのですか
  • なぜ今のタイミングで開業するのですか
  • なぜ勤務を続けるのではなく独立するのですか
  • この事業を始めるきっかけは何ですか

見られているポイント

ここでは、単に熱意があるかだけではなく、

  • 動機に一貫性があるか
  • 過去の経験とつながっているか
  • 思いつきではなく準備してきた印象があるか

が見られやすいです。

答え方のポイント

創業動機は、
経験 → 課題認識 → 独立の理由 の流れで話すとまとまりやすいです。

たとえば、

  • これまで〇年この業界で働いてきた
  • 現場でこうしたニーズを感じていた
  • 自分ならこの形で提供できると考えた
  • そのため独立を決めた

という形です。

「前からやってみたかった」だけだと少し弱いので、
経験や準備と結びつけるのがコツです。


2. 経歴・実績に関する質問

開業融資では、
その事業を本当に回せる人なのかも重要です。

よくある質問

  • この業界での経験はどのくらいありますか
  • これまでどんな仕事をしてきましたか
  • 開業する事業に活かせる実績はありますか
  • 関連する資格やスキルはありますか

見られているポイント

見られているのは、

  • 業界経験の長さ
  • 実務経験の中身
  • 集客や営業の経験
  • 資格、許認可、専門性
  • 未経験部分をどう補うか

です。

答え方のポイント

単に職歴を並べるのではなく、
今回の開業にどうつながるかを意識して話します。

たとえば、

  • 接客経験がある
  • 営業経験がある
  • 現場管理の経験がある
  • 既存顧客との関係がある

など、開業後に直接活きる点を整理すると強くなります。


3. 自己資金に関する質問

ここはかなり重要です。
自己資金は面談でもよく確認されます。

よくある質問

  • 自己資金はいくらありますか
  • どのようにそのお金を準備しましたか
  • 通帳の入金履歴について教えてください
  • 親族からの支援はありますか
  • 開業準備でどれくらい使いましたか

見られているポイント

自己資金については、

  • 金額の多い少ない
  • 継続的に貯めてきたか
  • 直前の不自然な入金がないか
  • 本人の資金管理がしっかりしているか

などが見られやすいです。

答え方のポイント

自己資金は、
残高だけでなく、蓄積の経緯を説明できることが大切です。

たとえば、

  • 毎月の給与から積み立ててきた
  • 賞与を残してきた
  • 開業準備のため一定期間かけて貯めた

といった説明ができると自然です。

逆に、直前の大きな入金がある場合は、
その理由を明確にしておかないと少し突っ込まれやすいです。


4. 事業内容に関する質問

事業の中身が具体的に見えているかも、面談の大きなポイントです。

よくある質問

  • どのような商品・サービスを提供するのですか
  • 主なお客様は誰ですか
  • 競合との差別化は何ですか
  • どの地域で、どのように営業していく予定ですか
  • なぜこの場所で開業するのですか

見られているポイント

ここでは、

  • 誰に何を提供するのか
  • なぜ売れると考えているのか
  • 地域性や市場性を理解しているか
  • 他社との差が説明できるか

が確認されます。

答え方のポイント

ターゲット・提供価値・集客方法の3点をセットで話せると強いです。

たとえば、

  • ターゲットは〇〇層
  • ニーズは〇〇
  • 自分は〇〇で差別化する
  • 集客は紹介、SNS、既存ネットワークなどで進める

という形です。


5. 売上予測に関する質問

ここは面談で特に突っ込まれやすいところです。
数字の根拠はかなり重要です。

よくある質問

  • 月商はいくらを見込んでいますか
  • その売上はどのような根拠で計算しましたか
  • 客単価はいくらですか
  • 月に何件の受注、来店を想定していますか
  • 売上が想定より下がった場合はどうしますか

見られているポイント

見られているのは、
数字が現実的かどうかです。

  • 強気すぎないか
  • 根拠があるか
  • 経験や市場状況と整合しているか
  • 売上未達時の対応を考えているか

が確認されます。

答え方のポイント

売上予測は、
単価 × 件数 × 営業日数 などの積み上げで説明するのが基本です。

「なんとなくこのくらい」ではなく、

  • 客単価は〇円
  • 月の件数は〇件
  • 既存見込み客は〇件
  • 稼働率は当初控えめに見込んでいる

という形で話せると説得力が出ます。


6. 必要資金と使い道に関する質問

借りる金額についても、かなりよく聞かれます。

よくある質問

  • 何にいくら必要ですか
  • 設備資金の内訳を教えてください
  • 運転資金は何か月分を見込んでいますか
  • 見積書はそろっていますか
  • なぜその金額を借りたいのですか

見られているポイント

ここでは、

  • 借入希望額が妥当か
  • 資金使途が明確か
  • 見積書や資料と整合しているか
  • 多めに借りたいだけではないか

が見られやすいです。

答え方のポイント

必要額から積み上げていることが伝わるとよいです。

たとえば、

  • 内装費〇円
  • 備品購入費〇円
  • 広告費〇円
  • 運転資金は3か月分で〇円

というように、具体的に話せるようにしておきます。


7. 返済計画に関する質問

融資なので、やはり返済の見込みは重要です。

よくある質問

  • 毎月の返済はどのように考えていますか
  • 売上が安定するまでの資金繰りは大丈夫ですか
  • 生活費はどのように確保しますか
  • 他に借入はありますか
  • 万一、売上が下がった場合はどう対応しますか

見られているポイント

ここでは、

  • 無理のない返済計画か
  • 生活費と事業資金の区別があるか
  • 他の借入負担が重すぎないか
  • リスク対応を考えているか

が見られます。

答え方のポイント

返済計画では、
「大丈夫です」だけでは弱いです。

  • 月々の返済予定額
  • 売上・利益の見込み
  • 固定費の管理
  • 生活費の考え方
  • 予備資金の有無

まで整理しておくと、かなり落ち着いて話せます。


8. 開業準備の進み具合に関する質問

計画だけでなく、実際にどこまで進んでいるかも聞かれやすいです。

よくある質問

  • 物件は決まっていますか
  • 開業予定日はいつですか
  • 許認可が必要な業種ですが準備は進んでいますか
  • 見込み顧客や取引先はありますか
  • ホームページや集客準備はできていますか

見られているポイント

ここでは、
本当に開業できる状態に近づいているかが見られます。

答え方のポイント

準備が進んでいるものは具体的に話し、
まだのものは「いつまでに、どう進めるか」を説明できるとよいです。


面談でうまく答えるためのコツ

面談対策で大切なのは、難しい話し方を覚えることではありません。
ポイントは次の3つです。

1. 計画書の内容を自分の言葉で説明できるようにする

書いた内容をそのまま読むのではなく、要点を自然に話せるようにします。

2. 数字の根拠を短く説明できるようにする

長々と話す必要はありませんが、
「なぜその数字なのか」を一言で説明できると強いです。

3. わからないことを無理に盛らない

無理に大きく見せるより、
現実的で一貫した説明の方が信頼されやすいです。


面談前に準備しておきたいチェックポイント

面談前には、少なくとも次の点を確認しておきたいところです。

  • 創業動機を1分程度で話せるか
  • 自己資金の流れを説明できるか
  • 売上予測の根拠を言えるか
  • 必要資金の内訳を理解しているか
  • 月々の返済イメージを持っているか
  • 開業準備の進み具合を説明できるか

この6つを押さえておくだけでも、かなり違います。


面談で避けたい答え方

最後に、面談で避けたい答え方も整理しておきます。

1. あいまいな表現ばかり使う

「たぶん」「そのくらい」「なんとなく」が多いと弱く見えます。

2. 数字の根拠が言えない

計画書に書いてある数字を自分で説明できないのは危険です。

3. 強気すぎる話をする

楽観的すぎる見通しは、かえって信頼を落とすことがあります。

4. 計画書と話の内容が違う

書類と発言のズレは不信感につながります。

5. 準備不足を気合いで埋めようとする

面談官は根性論より、数字と準備を見ています。
そこはなかなかブレません。


まとめ

開業融資の面談では、主に次のような点がよく聞かれます。

  1. なぜこの事業を始めるのか
  2. どのような経験や実績があるのか
  3. 自己資金はどう準備したのか
  4. どのような事業内容なのか
  5. 売上予測にどんな根拠があるのか
  6. 何にいくら必要なのか
  7. 本当に返済できるのか
  8. 開業準備はどこまで進んでいるのか

面談で大切なのは、うまく話すことよりも、
事業計画と数字を自分の言葉で一貫して説明できることです。

「何を聞かれるのか不安」
「計画書を書いたけれど面談が心配」
という場合は、事前に想定質問を整理しておくだけでも安心感が変わります。

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